volumio3 を新規にインストールしたのでそのまとめ。
機器
volumio をインストールするサーバは、Deskmini110(core i5 7500、32GBメモリ、NVMe SSD(256GB)、2.5インチHDD(1TB)。
USB-DAC(FOSTEX HP-A4)、中華デジアン、ブックシェルフ型スピーカー。
インストール
Volumio-3.611-2024-01-30-x86_amd64.img を rufus で USB メモリに焼いて、USB メモリからブートする。内蔵している NVMe の SSD に volumio をインストールする。
volumio の初期設定
コンソールで初期設定を行う。この時設定したホスト名を記録しておく。ここではその名前を volumio としておく。
つづいて、web ブラウザで volumio.local にアクセスする。初回アクセス時には「Please accept the Terms of Service」画面が表示されるので、説明を読み内容を承諾できる場合「accept」をクリックする。
ひきつづき、左上のボタンをクリックし System Settings を選択する。私は以下の内容を変更した。
Timezone: Asia/Tokyo
User Interface Via HDMI: OFF
User Interface Via HDMI を OFF にすることでコンソールから OS にログインできるようになる。(fedora などの文字ベースの login プロンプトになる)
root パスワードの変更
コンソールから root でログインする。まず、root のパスワードを変更しておく。
ソフトウェアの追加その 1
コンソールにて root でログインする。
tcsh,vim をインストール。
ユーザ登録
コンソールにて root でログインする。
一般ユーザを登録する。例によって nano が起動するので、EDITOR 変数を vi にセットして vipw、vipw -s、visudo を実行する。/etc/group への登録も vi で手動で行う。もちろんコマンドで実施してもよい。
手動で行うときは、ホームディレクトリの作成と権限設定をしておく。
sshd の起動
コンソールにて root でログインし、以下のコマンドを実行する。
# systemctl start ssh
余裕があれば次の起動時有効化もここで行ってもよい。
sshd の起動時有効化
ここからは teraterm で作業ができる。ssh で接続して作業を行う。
次のコマンドを実行する。
# systemctl enable ssh
volumio のコンソール設定
ssh でログインできるようになったら、コンソール画面は GUI に戻しておく。
web ブラウザで接続し、System Settings を選択する。
User Interface Via HDMI: ON
OFF から ON にした時点でコンソール画面が GUI に切り替わる。
ソフトウェアの追加その 2
autofs,rsyslog,chrony をインストール。
オートマウントの設定
他のクライアントのコンフィグをコピーして編集する。
volumio の場合、NFS サーバ側が V4 デフォルトの場合接続できないので、コンフィグに-fstype=nfs,nfsvers=3 を指定する。(2024/2/9現在この作業必要)
autofs に必要なディレクトリやシンボリックリンクを作成しておく。
最後に以下のコマンドを実行する。
# systemctl enable autofs ; systemctl start autofs
rsyslog の設定
他のクライアントからコンフィグをコピーして
systemctl enable rsyslog ; systemctl start rsyslog
# systemctl enable rsyslog ; systemctl start rsyslog
を実行する。
syslog サーバの設定も同時に行っておく。
chronyの設定
他のクライアントからコンフィグをコピーして
# systemctl enable chrony ; systemctl start chrony
を実行する。
コンフィグに少し手直しが必要だった。簡単なので省略。
HDD の設定
1TB の HDD を music ライブラリとする。parted でパーティションを作成。mkfs.ext4 でファイルシステム作成。/etc/fstab の修正(uuid を指定した)。最後にマウントポイントを作成して OS を再起動する。
ファイルのコピー
rsync を使って音楽ファイルをローカルファイルにコピーする。スクリプトは NFS 上に rsync-vortexbox2volumio.sh というファイル名でバックアップしていた(している)。
volumio プラグインのインストール
Logitech Media Server と Squeezelite MC をインストールする。
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